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ホーム > 発電所情報 > ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)方式とは
 
 
GTCC方式とは「ガスタービン」と「蒸気タービン」を組み合わせた発電方式です。天然ガスの燃焼時に発生する燃焼ガスによってガスタービンを回して発電し、さらにガスタービンから出る排ガスの熱を利用し蒸気を作り、蒸気タービンを回して発電を行います。
 
▼ 福島天然ガス発電所 発電方式概念図
 
ガスタービン
 
 
圧縮した空気と天然ガスの燃焼により発生する高温の燃焼ガスによりタービンを回転させます。
 
発電機
 
 
ガスタービンと蒸気タービンの回転エネルギーを電気エネルギーに変換します。
     
排熱回収ボイラー
 
 
ガスタービンから出る排ガスの熱を利用して蒸気を作り、蒸気タービンへ送ります。内部には窒素酸化物(NOx)の排出量を低減させる排煙脱硝装置が設置されています。
 
蒸気タービン
 
 
排熱回収ボイラーで作られる蒸気により、タービンを回転させます。
     
煙突
 
 
高さ82メートルの煙突からはばいじんや硫黄分を含まないクリーンな排ガスが出ています。
 
主変圧器
 
 
発電機で作られた電気は22.5kVのため、主変圧器にて送電に適した500kVまで電圧を上げます。
     
開閉所
 
 
発電所と送電線をつなぐ設備で、電路を入・切する開閉装置があります。ここから東北電力(株)様の送電線網へ送電します。
 
取放水設備
 
 
蒸気タービンを回した後の蒸気は、取水口から取り込んだ海水により冷やされ、水に戻り、再び排熱回収ボイラーに送られます。海水は温排水として相馬港北防波堤沖の放水口から放水されます。
 
 
高いエネルギー効率
従来の蒸気タービンのみによる発電方式と比較し、燃料から得られるエネルギーをより有効に利用できます。
 
CO₂排出量の低減
天然ガスを燃料に使用することに加え、発電効率を上げることで、発電電力量あたりのCO₂排出量を低減できます。
 
温排水量の低減
蒸気タービンのみによる発電方式で同発電量を得るときと比べ、温排水量が少なく環境負荷を低減できます。